これは私の体験を基にした告白小説です。私は47歳になる二児の母です。夫は地方のサラリーマンで、安月給で趣味も無いグーたら亭主です。
夫とのセックスもなく欲求不満だった私は、パート先の上司と不倫を繰り返していました。彼は電車で4時間もかけて地方にある大型スーパーへと出勤していて、本人が疲れているはずなのに、人間関係の複雑なスーパーのいちパートの私を元気付けてくれていたのです。家ではパチンコにしか感心がなく、女心を理解しようとしない夫と学生で受験と虐めに悩む長男を抱え、一人ですべてを背負い込んだ挙句、私はパート先ではボスのような先輩たちに嫌がらせを受けていたのですその上司は前向きな詩を書いたカードをそっと手渡してくれて、その時々の心理状態を見ていた下さったのです。そう思うと女心に花が咲きました。不倫は過ち?いいえ、私にとっては純粋な恋愛でした。