会員制のスワッピングに参加し始めてやがて1年になりますが、最近の妻の変わりようといったら。実は本来性に対しての欲求が強かったのかも知れません。私もかなり欲求が強い方で、ある時冗談半分で妻に興味ないかと思い切って話を切り出してみました。
その時は「嫌よ。他人となんか。変態だよ、あなた」と拒否されたのですが、なんかこう言葉の雰囲気から、もしや、なんとなく脈ありなのではないかと、勝手に想像していました。
* なんとか妻をうまく誘う方法はないかと考え、後輩からスワッピング物の裏ビデオを借りました。それをしばらく寝室のDVDデッキの所に隠してある風に、でも容易に妻が気づくようにさりげなく置いてみることにしました。
あわよくば、これに気づいた妻が、私が仕事に出ている間に、こっそり鑑賞してくれて興味を持ってくれればと考えたからです。数日後、帰宅して見てみると、朝から確認した置いた場所とズレがありました。
しかし、だからと言って妻がこれを観たのかどうかまでは分かりません。それからしばらくの間気をつけていると、どうもDVDに触れている様子であることは何回か分かりましたが、掃除した際などにズレた可能性も否定できません。
隠し撮りなどすればよいのでしょうが、そこまで大袈裟にするのもどうか、また、設置場所に困ることもあり、とりあえずICレコーダーを使ってみることにしました。朝からレコーダーのスイッチとDVDの位置確認を日課として、たった2日目のことでした。
帰宅して、レコーダーを飛ばし飛ばし再生していたとき、あるポイントで目的の箇所があったのです。少し戻して確認すると、問題の箇所は時間からみて11時頃の出来事でした。おそらく朝の家事が一段落した時間なのでしょう。
それは、カチャリと寝室のドアが開く音で始まりました。シャーッとカーテンを引く音。そして物音から想像すると、どうやらDVDを取り出し、デッキにセット。もちろんただの想像でないことは、録音された音が私がもう何度も観たDVDのものであることから明らかでした。
ボリュームはかなり絞っているようですが、やっぱり妻はこのDVDをこっそりと観ていたのです。(妻はどんな気持ちで観ているのだろうか?)(こんなことを自分もしてみたいと思うようになってくれていたら、しめたものだが)
そんな事を考えながらなんとなく録音されたものを聞き流していると、なんかDVDから聞こえる声とは違った声が聞こえるような気がしました。思わず巻き戻し、その部分に何度も耳を凝らしてみると、驚いたことに妻の淫らな声が混じっているのです。(妻がオナニーしている!?)
DVDの音を低くしているために、かえって妻の声が聞こえてしまっているのです。その声は間違いなくセックスの時に発する妻の興奮した喘ぎ声でした。レコーダーはベッドのヘッドボードとマットレスの間に仕掛けています。妻の声が割と鮮明であることから想像すると、妻はベッドに体を横たえてオナニーに耽っているものと思われます。
「はぁぁ」「はぁ」深く呼吸するような吐息。「ふっ」「くくっ」小刻みな吐息。セックスの時の聞き慣れた妻の高まった様子が伝わってきて、私も興奮してしまいました。そもそも妻がオナニーをすることなど知らなかった私にとって、それは新鮮で刺激的でした。
「はっ、はっ、はっ」
「くっ」
「はぁっ」
「んっ、んっ、んっ」
次第に呼吸が荒くなり、吐息の間隔が狭まってきています。
吐息の様子から、クリトリスが1番の性感帯である妻が股間に手を這わせ、あるいは自らの指を膣内に潜り込ませている、そんな姿を想像してしまいます。
「んんんんっ、んんっ」
「あっ、あっあっあっ」
「く、んんんっ、んっ」
(イクのか!?)
「あ、あ、あっ」
「ぁんぁぁぁーーっ!」
「ん…んん…」
「はぁ…は…」
私とのセックスの際には控えめなよがり声しか漏らさない慎ましい妻が、絞り出すような呻き声をあげると、深い呼吸を何度か繰り返し静かになりました。私はその淫らな声に妻の本性を見たような気がしました。
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