一部屋に流し台とシャワー尽きの風呂、
トイレがある狭いワンルームマンション
就職して最初に配属されたのが
四国の小さな県の小さな市だった。
仕事で配属にでもならなかったら
知りもしない片田舎でした。
そんなところにある住宅地の端っこの
アパートに住むことになった。
学生時代と変わらないなと思うような
壁板の向こうには他人の生活を感じる部屋
その隣の住人は甘えさえ知らないような人だけど、
数回顔を合わせて挨拶くらいはした男前というでもなく、
ちょっと暗い感じで神経質そう、たまってるって感じでた。
その住人Kさんの意外な
一面が見えるようになりました。
比較的早く帰宅したり、日曜や土曜日に部屋にいると、
女の声がするそれも入れ替わり立ち替わり女の声がする。
あえぎ声もする。
セックスの時のマンコにペニスを
打ちつけるような音がすることもしばしばです。
そんなにもてるのかな?
と思うくらいに女が出入りしているようだ。
僕は、楽しみというたのしみもなかったので、
壁に集音マイクをつけて会話を聞いてみた。
「ご主人はMさんの弟なんだろう?
俺たちのことばれてない?」
「わからないわよ。あほやもん。
わかっても自分のことがあるから何も言えないよ」
「毎日毎日会ってたら、いつかばれるな」
「なぜ、そんなこというの?知らないって言い通せばいいのよ。
それ以上は何も言えないよ」
「あの人、Hするときすぐにあそこ舐めるのよ、大嫌い」
「舐められるの嫌い?
俺が舐めても嫌いか」
「ああ~ん、ああ~」
というあえぎ声のような小さな声
「あなたになめられるのは素敵、
大好きよ大好きよ~~ああん」
「お前が一番好きなんだよ。
本当だよ。どこかで一緒に住みたいくらいだ」
「愛してるって言って、大好きって言って」
「お前の亭主も言うんだろう、愛してるって。
お前美人だしな。まさかこんなことに
なってるなんて知らないだろうな」
「安月給で、大卒だっていったって何もならないわよ。
親と同居で馬鹿みたい
もうお話はいいから、
もっと抱いて、もっともっとね~ああ~」
キスしてるみたいだった。
しばらくあえぎ声が続いて、
押し殺したようなムググ~って感じの声がして
「逝く逝く~~、中に出して~~」
「中に出すぞ!できたら二人でどこかにいこう。」
「あ、あ~~」
同時イキしたようだ
しばらく音らしい音も聞こえなくて、
小さな会話のような声がしていた。
「中に出したけど良かった?」
「気にしなくていいよ。
できたらその時はその時だから
最悪、あんたの子供よって言ったら、
お人よしの馬鹿だから喜ぶかも
ダメなら、Kさんと一緒になるもん」
「お互いバツイチでちょうどいいかも」
彼女の帰り際に外に出て、
顔を見てやれって思って自分の車に乗って、
しらじらしく車庫から出す真似をしていたら女の車?
(サニー)に乗り込んで走って行った。
ナンバーを控えておいて、調べてみたら、
俺の知っている人の名前(俺にとっては珍しい名前)と同じでびっくりした。
住所を照合したら、同じでした。
言ってあげたかったけど、
気の毒で言えなかった。
奥さん浮気してますよなんてね。
世の中は狭い。あんないい人の奥さんが
不倫して不貞行為してるんだから
世の中わからないね。
女の顔はブスじゃないけど、
飛んでもなく美人ということでもない普通の人妻
年上じゃないかな?って思うよ。
知り合いAさんの年齢からしたらね。
そのあとも、何回か来てるのを見たことがあるけど、
帰りがけに半開きのドアの陰で
キスして別れたりで、いい加減にしろよって思ったね。
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